転職時に内定が出にくい(管理)栄養士の5つの特徴と対策
こんにちは!
管理栄養士のサルーです♪
この記事では、採用されにくい(管理)栄養士の特徴と対策について解説していきます!
具体的な内容はこちら!
- 不採用が続く(管理)栄養士の特徴
- 採用されるための各対策
- 採用する側の視点に立つ重要性
転職活動をしているけれど、なかなか採用のお知らせが届かないという栄養士・管理栄養士さんもいるかと思います。
それは、あなたが採用する側の視点に立てていないことが原因かもしれません!
不採用が続いてしまう栄養士・管理栄養士にはどのような特徴があり、どのように改善することで現状を打破できるのか?
一つ一つ具体的な対策なども交えながら解説していきたいと思います!
それでは早速みていきましょう!
特徴① (管理)栄養士としての経験が浅い
まず、内定を出しにくい特徴の1つ目としては、シンプルに栄養士・管理栄養士として経験が浅いということです。
中途採用は、特別な場合を除けば〝即戦力〟を求めています。
採用する側としては、経験が浅いと『本当に戦力になるのだろうか?』と心配になるわけです。
特に、前職を1年以内で辞めてしまった場合は、書類選考の時点で弾かれてしまう可能性が高くなります。
『うちに来てもまたすぐに辞めてしまうんじゃないか?』と思われるリスクが高いということです。
ですので、栄養士・管理栄養士としてキャリアを歩んで行きたい場合は、1年未満で辞めるということはできるだけ避けた方が良いでしょう。
このように専門職として経験が浅いケースでは、どういった対策が考えられるのでしょうか?
具体的にみていきましょう!
(管理)栄養士としての経験が浅いことへの対策
経験が浅いことをいつまでも蔑んでしまってはいけません。
過去は変えられませんし、そのまま何もしなければ物事が進みません…
そこで、今できることを最大限行動に移していきましょう!
まずは、積極的な姿勢をアピールすることです!
中途採用の場合、新卒採用とは違い一から手取り足取り教えていくわけにはいきません…
ですので、自ら積極的に学んでいく姿勢というのがとても重要になります。
『経験が浅い分、勉強などしっかりと時間を作って参ります!』
このような意気込みが、面接などで相手に伝わると良いでしょう♪
また、前職をすぐに辞めてしまった理由を正直に記載したり、面接時に話すと良いでしょう!
特に、新卒で入った会社や施設での1年目は辛いことも多く、正直に退職理由を述べることで、その理由によりますが採用される可能性も出てきます。
『うちはそういう職場じゃないから、この子を採用しても続けられると思えそう!』
採用担当者の人にこう思ってもらえれば、採用される確率が格段にUPします。
変に隠すより、正直に応募書類に記載したり、面接などで伝えると良いでしょう♪
ただ、注意点があります。
一つは、会社の悪口になるように言わないことと、そこを選んで入ってしまった自分にも非があることを認めることです。
具体的には次のような感じで伝えると良いでしょう。
『私は◯◯という理由で前職を退職しましたが、就活を早く終わらせるためによく考えずに入社する企業を決めてしまった、その自分の思考の甘さに原因があると思います。』
『今回はその反省を生かし、転職時の軸をしっかりと定め、◯◯という理由で御社に入社したいと考えています。』
このような回答には次の4つの重要なポイントが盛り込まれています!
- 退職理由を正直に話している
- 自分に非があったことを認めている
- 過去を反省し改善しようとする姿勢が見える
- 自社(転職先)への志望理由が明確である
確かに、あなたが1年未満で辞めてしまうほど〝クソ〟な企業だったかも知れませんが、当時の感情のまま事実を転職活動時の面接で嘆いても先には進みません。
ここで大事なのは、そう心では思っていなくても、転職を成功させるために答え方などを対策することです!
特徴② 志望動機に熱意や入社意思を感じない
なかなか採用されない理由の一つとして、この〝熱意を感じない〟ということがあります!
『本当にうちで働きたいのかしら…』
『働けるならどこでもいいと思っていそう…』
このように思われてしまった時点でゲームオーバーです…
採用する側は〝うちで頑張ってくれる人〟を探しているわけですので、入社したいという意思が伝わらないとどれだけ能力があっても採用されることはありません。
例えば、こんな感じ
『私が御社を志望した理由は、栄養士が調理の現場ではなく、献立作成などに集中できる環境にあるからです。』
これだと、おそらくこう思われてしまいます!
『この人は調理の現場に入りたくないだけなのでは?』
これじゃ全く入社したいという熱意を感じませんよね?
ただ、職場の条件が自分に合っているから応募してきたと感じてしまいます。
もちろん、職場の条件が合うから応募するのですが、それは採用側もすでに知っている事実です。
重要なのは、どれだけ相手に前向きな姿勢を見せられるかなのです!
『私が御社を志望した理由は、栄養士が調理の現場ではなく、献立作成などに集中できる環境にあるからです。』
『御社に入社した際は、調理師さんとのコミュニケーションをしっかりと取りながら、利用者の方々が感動するような給食を作るべく、日々勉強し続けていきます。』
このように、入社してからのことを具体的にイメージできるように回答すると、面接官としてはあなたと一緒に働くイメージも湧きます。
ですので、面接官の右脳がイメージで活発になるように、自分自身が働く姿や自分が及ぼせる影響について、より具体的に伝えてみてください♪
志望動機に熱意や入社意思を感じないことへの対策
これはもう対策という対策はありません!笑
なぜなら〝熱意〟や〝入社意思〟は、あなたの内側から自然に湧いてくるものだからです。
ただ、言葉のチョイスや、的確な志望動機を準備することはできるでしょう。
いくつか例をあげてみます!
- ◯◯という給食に対する考え方に共感し、栄養士として携わりたい!
- 私には◯◯という目標があり、ここで経験を積みたいと思っている!
- 働いている人達がみんな笑顔で、その働きがいを自分も実感したい!
以上の志望動機を、以下のものと比べてみてください!
- 管理栄養士が献立作成業務に集中できる
- 早番や遅番がなく生活リズムが安定する
- 福利厚生がしっかりしていて安心できる
どうですか?
あなたが面接官だったら、後者のような人たちを採用しようと思いますか?
もちろん、このような条件面が良くて応募してきてくれているのでしょうが、やはり前向きな姿勢を見せてほしいと思いますよね?
面接官の方々も、条件が合ってあなたが応募してきたことくらいはわかっています。
相手はロボットではなく人間ですので、前者のような言葉で『御社に入りたい!』という気持ちを伝えれば、必ず心が動くものです。
ぜひ参考にしてみてください!
特徴③ 転職を繰り返している
転職を繰り返し、いわゆる〝履歴書が汚れている人〟というのは、なかなか採用してもらえない場合が多いです!
その理由は簡単で、『今回もまたすぐに辞めてしまうのではないか?』と思われてしまうからです…
特に、2年以内の短期間で退職・離職を繰り返している人は、そのように思われるリスクが高くなります。
ですので、20代で3回転職し4つの仕事を経験している場合は、ある程度覚悟した上で転職活動をしないといけません。
このようなケースでは、どういった対策が考えられるのでしょうか?
転職を繰り返していることへの対策
『もう転職すな!』としか言えません…
ここまで転職回数が多い場合は、ある程度足切りされる覚悟をまずもってください!
その覚悟をもった上で、『次の職場では長く働きたいと思っている!』という気持ちを伝える必要があります。
『今回で転職は最後なんだ!』
この気迫が伝わるか否かだと思います。
短期間で転職を繰り返してしまった時の対策としては、これ以上もこれ以下もありません!
もし運良く面接までたどり着けた場合は、相手の心が動く志望動機、数年後のビジョン、キャリアプランなどを〝超具体的〟に伝える準備をしましょう!
また、少しでもプラスの印象を残すために、身だしなみや姿勢、立ち振る舞いも気をつけるべきです。
そうすれば、採用する側の人間から信頼を得ることができ、奇跡が起こるかもしれません♪
特徴④ 職歴がバラバラ
これは、転職回数が多い人と同じようなことが言えますが、職歴がバラバラすぎて一貫性がないと相手を不安にさせます。
『この人は、一体うちで何をしたいのだろうか…』
採用する側としては、必ずこのような疑問が思い浮かぶでしょう!
職歴が同じで転職を繰り返している場合と、違う職歴で転職を繰り返してる場合とでは、圧倒的に後者が不利になります。
その理由は、何がしたいかわからないからです。
また、違う職歴で転職を繰り返していると『入社しては何かに不満を持って辞めていく人なのでは?』と思われることもあるでしょう!
『思っていたのと違うからや〜めた!』となっては採用する側も困りますね…
こういった理由で敬遠されます!
このようなケースでは、どういった対策が考えられるのでしょうか?
職歴がバラバラなことへの対策
このような場合は、これまで何を学び、どのような経験をし、どんなスキルを持っているか明確にしましょう!
そして、『ここではどう活かせるか?』を伝えるしかありません。
それが理にかなっていれば、採用される確率が上がります!
また、思い切って『本当にやりたい仕事が見つからずに転職を繰り返していた。』と正直に伝えてみるのも一つの手です!
もちろん、これは〝一か八か〟です。
しかし、逆転の発想で『本気でやりたいことを見つけたいので、なんでもやらせてください!』と意欲をアピールすることも可能です!
実際に頑張って仕事をしていれば、本当にやりがいのある仕事に出会えるかもしれません♪
いつ誰がどんな人を採用したいと思っているかはわからないので、必ずプラスの印象を与えられるように努力してみてください。
特徴⑤ ブランクの期間が長い
例えば、結婚や出産、または職場の人間関係など、様々な理由で栄養士・管理栄養士から離れる人もいるでしょう。
その期間が長ければ長いほど、採用される確率は少しずつ下がってしまうでしょう…
なぜなら、この業界は資格保有者が多く、常に供給過多となっているため、ブランクが空いていない人もたくさん応募してくるからです。
経験がどれだけ長くても、ブランクの期間が長すぎると、その経験を打ち消してしまう可能性は高くなります。
また、ブランクが空いてしまった理由も非常に重要です。
栄養士・管理栄養士が嫌で離れたのか、それとも結婚などやむを得ない事情だったのかでは、採用側に与える印象も違います…
もちろん、栄養士・管理栄養士としての仕事の勘や職場に慣れるまでの時間は、ブランクが生じた理由がどのような場合でも同じです。
しかし、その後長期的に戦力となってくれるかどうかをみたときに、必ず後者の方が評価としてプラスに働くことになります!
このようなケースでは、どういった対策が考えられるのでしょうか?
ブランクが長いことへの対策
この場合は、採用する側の『スキルの低下や最新の学問やシステムに対応できるか?』という不安を払拭することに集中することです!
ですので、応募書類や面接では〝積極的に学ぶ努力を惜しまない姿勢〟をみせることが重要です♪
また、入社日までに勉強しておくことや、改めて確認しておくべきことなどを聞いておくのも良いでしょう!
『お!この人はやる気があるぞ!』
そう思われるためにも、ブランクを埋めるための努力や、そのための準備をしようとしている姿は好印象となります。
社会人としての基本姿勢として『教えてくれないからわからない』というのは、新入社員でも場合によっては通用しません。
ですので、自ら積極的にレベルアップできるように努めましょう!
その他
これまで紹介してきたことの他にも、例えば病院や怪我で長期的に仕事から離れてしまったりすることもあると思います。
こういった場合も、採用する側としてはリスクが大きいので採用する可能性は低くなるかもしれません。
ですので、できる対策はしていきましょう!
例えば、病気や怪我で休んでいた場合は、必ず履歴書などに記載するようにしてください。
それを隠して入社した後に再発してしまっては、相手に与える損害が大きくなり、場合によっては解雇となってしまう可能性もあります。
病気や怪我の種類、今の状況によって異なりますが、できるだけ情報はオープンにして、それを受け入れてくれるところで働くのがベストです!
もちろん、その病気や怪我が原因で採用されない場合もあるかもしれませんが、それも〝ご縁〟です。
あなた自身が楽な気持ちで働ける場所は必ず見つかります♪
そのためにも、もし採用されなくても落ち込まずに『私らしく働ける場所にまた一歩近づいた!』と前向きに転職活動を続けていきしょう!