【120点ギリギリの合格でもOK!】管理栄養士国家試験を受験するあなたに伝えたいこと。
こんにちは!
管理栄養士のサルーです♪
これが本当に最後の記事です。
これまで【完全版】管理栄養士国家試験の勉強法・攻略法ということで、30記事近く読んでくださりありがとうございました!
ネットで検索していたらこの記事を見つけたという人は、是非こちらの記事をご覧ください♪
今回は、受験後の話をしようと思います。
具体的な内容はこちら!
- 国試は120点ギリギリで受かればOK!
- 資格は取ってからが本当のスタート!
本番でどれだけ良い点数を取っても、社会人になってから全く勉強をしない人もたくさんいます。
逆に、120点ギリギリで受かっても、その後一生懸命勉強する人もいます。
もちろん、どちらの場合でも、勉強をする人は真面目にするでしょうし、国試の直前が人生で最後の勉強になってしまうという人もいるでしょう。
そして、知識より大切なこととは何なのか?
最後に私からのメッセージがありますので、是非読んでもらえると嬉しいです♪
それでは早速みていきましょう!
点数が低い管理栄養士はダメ!? そんな話は信じなくてOK!
ネットで国試対策について調べていると、たまにこのように書かれた記事を目にします。
『120点ギリギリで合格した管理栄養士さんに栄養指導されたいですか?』
『私は、120点の人と、180点の人では、絶対に180点の人を選びます!』
私の考え方はちょっと違います。
120点で合格した人でも、そもそも管理を持っていない栄養士さんでも、一生懸命相手に向き合っている人であれば点数は何点でもOK!
もちろんこれは完全に私の価値観ですので、考え方が合わないという人がいて当たり前ですね♪
私は健康食品の営業職として働いていました。
正確に数えたことはないですが、おそらく5千〜1万人くらいお客様に健康食品を販売しました!
同じ管理栄養士の資格をもつ同期は30人程度いましたが、最初は販売成績がビリでした!笑
もちろん女性の顧客が9割を占める業種で、同期で男は私1人のみ・・・
しかし、圧倒的にお客様に支持されていないということが、数字で明らかにされました。
国試の模試では全国10位以内でしたので、もちろん同期ではダントツの成績です。
この時点で、社会に出るとテストの点数で評価されないということが証明されましたね!笑
仕事で本当に大事なのは相手を想う気持ちがどれだけあるのか?だと私は思います。
このブログも同じです。
顔が見えない人に対してでも、真心を込めて丁寧に文章を書いていく。
選ばれる人(管理栄養士)になれるか否かは『知識があるかないか』ではなく『信頼できる人であるか?』ということです。
〝知識があるかどうか?〟というのは、〝信頼できる人であるか?〟の一部にしかすぎません。
(知識が必要ないということではありません。)
患者さんやお客様は、知識や技術は専門家として持っていることを前提で(←ここ重要)
- 自分のことを大切にしてくれているか
- 潜在的な欲求を引き出してくれるか
- 楽しそうに仕事をしているか
- 人として裏表がないか
など、それぞれ個人の価値観や求めるものよって、私たち管理栄養士を信頼し選んでくれます。
全く売れなかった新入社員時代
入社当初、私は本当にダメダメでした・・・
全然売れず、お客様にも信頼してもらえない。
色々考えたり、アドバイスいただく中で、それまでのやり方を180度変えてみることに。
相手の話を耳で聞くのではなく、心で聴き誠心誠意寄り添っていく。
すると、少しずつお客様との信頼関係が生まれるようになっていきました。
こうして、徐々に数字にも繋がっていきました!
来店頻度が空いているお客様や、その後が気になるお客様には手書きでお手紙を出し『体調お変わりないですか?』と現状のヒアリングや、前回ご利用くださったことへの感謝の気持ちを伝える。
このような地道なことを数年続けると、徐々にですがお客様が増えていったのです。
私が退職する時には、多くのお客様がわざわざ足を運んでくださりご挨拶に来てくださいました。
接客業は、基本的にお客様から頂き物をしてはいけないというのがルールです。
お客様自身もそれを承知の上で、こんなにたくさんの感謝のお手紙とお気持ちをくださいました。
(真ん中の時計は、部下の2人がふざけて買ってくれた〝フランク三浦〟(2千円)です!笑)
もちろん、お礼のお手紙を全員に書き、いただき物に関しても全てお返しをしました♪
こういった相手との信頼関係は、医療現場で働く管理栄養士業も全く同じです!
いくら知識があっても、頭ごなしに
『◯◯は食べないでください!』
『◯◯を食べてください!』
このように伝えても、誰がその人のアドバイスを聞くでしょうか?
大事なのは、伝える前の信頼関係です!
最初は知識は最低限でOK!
その最低限の知識すらも伝えられなければ全く意味がありません・・・
勉強に関しては、社会に出てからそれぞれの専門知識を少しずつ肉付けしていけば大丈夫です!
この最低限の知識量というのが、国家試験の120点というボーダーラインを突破するために必要な知識量となります。
国試のルールでそうなっているんだから、誰がなんと言おうと120点で合格できればOKです!
本当のスタートは国試に合格してからで、社会に出てから自分に必要なより細かい専門分野に関する勉強を続けていく。
本来は、こちらに重きを置くべきでしょう!
そして、そういった勉強と並行して、相手に選ばれる栄養士になるべく『信頼されるための努力』も怠らずに日々を過ごしてほしいです。
国試の勉強を通して勉強するの本当の意味を知ってほしい!
勉強とは本来自ら学ぶことであり、自分自身を成長させるものです。
学習なくして人の成長は決してありません。
勉強の目的は、何をどのくらい覚えたか?というインプット的な量ではありません。
その学んだことから何を学び・どう活かすか?というアウトプット的な質のことです。
つまり、管理栄養士になることがゴールではなく、その知識・見識・胆識によって、世の中の役に立つ人になるためのスタートに過ぎません。
あなたはどんな管理栄養士になり、管理栄養士としてどうありたいですか?
- 病気の人を少しでも健康にしたい!
- アスリートを食事の力で支えたい!
- 子供達に栄養の重要性を伝えたい!
その理由がどんなものであろうと、管理栄養士の資格を持つことに変わりはありません。
ただ、この質問への回答の質よって勉強に対するモチベーションも、はたまた資格取得後の仕事や学びに対する姿勢も変わってくると思います!
『親に資格を取れと言われたら…』
このような動機では、社会人になってから勉強を続けるのは難しいかもしれません。
今回の記事で何度もお話ししたように、資格を取るのは目的ではなく手段にすぎません。
ゴールではなくスタートです。
ですのでこれは極論ですが、もしも栄養士になれなくても、情熱さえあれば病院など医療関係の仕事に就くこと以外は、仕事にできます!
ダイエット業界も、スポーツ業界も、栄養士以外でアドバイスをしている人なんて数えたらキリがありませんね。
(提供する情報が正しいかどうかは別として。)
毎年約1万人ずつ管理栄養士が増えていきます。
これはハッキリ言って異常です・・・
もちろん、あなたもその一人になるでしょう。
患者さんやお客様にとっては、あなたも先輩も後輩もみんな同じ管理栄養士です。
もっといえば、栄養士さんとの違いすら一般の方には全くわからないくらいです。
『○○さんだから来たの!』
『○○さんの話なら聞くよ!』
このような資格飽和時代において、あなたという人間を信頼してもらうために、いかに『人間的な付加価値』をつけらるかがとても大切です。
ですので、私個人的な考えは次の通りです。
『勉強は、短時間で最大限の結果が出せる〝効率的かつ効果的な方法〟を実践し、残った時間でしっかりと自分磨きをしよう!』
そして私は、この記事を最後まで読んでくれたあなたと同じ管理栄養士として『誰かの役に立ちたい!』という志を持っています!
いつの日か、同じ〝管理栄養士〟として話ができる日を楽しみにしています!