【2021年最新版】管理栄養士国家試験を徹底分析し合格する確率をUPさせよう!
こんにちは!
管理栄養士のサルーです♪
この記事は〝管理栄養士 国家試験の勉強方法〟という記事の一部となっています。
まだ読んでいないという方は、先にこちらの記事をぜひご覧ください!
今回は、戦う相手を分析する大切さについて解説していきます!
具体的な内容はこちら!
- 管理栄養士国家試験の特徴
- 各特徴による対策・勉強方法
『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』
突然ですが、この言葉をご存知ですか?
これは孫子の言葉で、現代語訳はこうです。
『相手の特徴を知り、その弱点を攻め、自分の特徴を知り、それを生かせれば、戦で負けることはない。』
例えば、スポーツの場合、相手を研究し自分の強みをどう活かすか?という考えはとても大切で、選手は常にそう考えると思います。
実は、管理栄養士の国家試験においても、これと全く同じことが言えます。
まず、相手(国試の特徴や概要)を知る
次に、自分(資源、得意・不得意)を知る
こうして適切な方法で勉強を進めていけば、合格の確率はかなり上がってくる確信しています。
ということで今回は、相手(管理栄養士国家試験)の特徴ついて徹底的に分析していきます!
それでは早速みていきましょう!
管理栄養士の国試は絶対評価である
まずはじめに、管理栄養士国家試験を合格するのに必要な点数は200点満点中120点となっています。(もちろんご存知ですね!)
弁護士の司法試験とは異なり、120点さえ取ってしまえば絶対に全員が合格できます。
〝◯◯点以上取れば誰もが絶対に全員合格できる!〟という試験を絶対評価と呼びます。
つまり、管理栄養士の国家試験というのは、理論上合格率100%というのはあり得ます!
(もちろん確率的に難しいですが・・・)
一方で、弁護士になるための司法試験などの資格は、絶対評価ではありません。
受験生全員の点数に対して偏差値処理を行い、上位何%の人のみ合格するという仕組みです。
つまり、本番で『できた!』という感触があっても、周りが同じくらいできていれば、合格する確率が下がってしまいます。
このような評価を絶対評価に対して相対評価と呼んでいます。
これらの絶対評価と相対評価について、その概要を簡単に言い表すと次のようになります。
- 絶対評価 → 自分に勝てれば合格できる
- 相対評価 → 自分に勝ち、相手にも勝たないと合格できない
すなわち、管理栄養士の国家試験は絶対評価となりますので、120点という目標を達成することにだけ全集中できるということです!
他の受験生(相手)は関係ありません。
自分との勝負に勝てば良いのです。
ですので、自分の得点にこだわりましょう。
意外とこのことが認識できておらず、周りに流されてしまう人がいますので注意してくださいね!
管理栄養士の国試は5択問題である
次に、解答形式についてです。
もちろんご存知だと思いますが、管理栄養士の国試は選択式の5択問題です!
国試が5択というのは誰もが周知の事実です。
しかし、それを最大限活かした勉強法を実践している人は少ないと思います。
こういった選択式の試験の場合は、以下の4点を必ず覚えておいてください!
- 完璧な知識がなくても解ける
- 選択肢の1つがわかれば解ける
- 選択肢の4つを消せれば解ける
- 難問も多くは2択までは絞れる
このように、選択式の試験の特性を理解して勉強すれば、意外と楽に得点を伸ばせます。
もちろん本番を迎えた時の理想としては、
問いに対し、何も見ずに完璧に解答・解説できるようになっていること。
しかし、現実問題として、完璧ではなくぼんやりとした知識でも、管理栄養士の国家試験はある程度戦えるというのも事実です。
ですので、まずは一気に広く浅く知識をつけていくのがオススメ。
そして、徐々にそれらの知識を深くしていくという方法が得策になります。
管理栄養士の国試は過去問から出る
国家試験は、過去に出題された問題がリニューアルされて出てくる場合がほとんどです。
実際に【管理栄養士国家試験 出題基準(ガイドライン)改定検討会 報告書】にも以下のように明記されています。
管理栄養士国家試験において過去に出題された良質な試験問題は、単純な正答の暗記による解答が行われないよう、問題の趣旨が変わらない範囲で設問及び選択肢などを工夫し、活用することが適当である。
なんか難しく書いてありますね・・・笑
簡単にまとめると、『良い問題については、形を変えて出すよ!』ということです。
何十年もの間、毎年行われている試験ですので、問題をその都度新しくするのは大変ですよね?
ですので、過去に一度出題された問題が、少し形を変えて出題され続けているわけです。
毎年問われている知識の量・知識の質というのは、さほど変わりません。
過去問を解けばそれは一目瞭然ですが、変わっているのは問題の問われ方です。
つまり、過去問以上の勉強教材は存在しない!ということになります!
ただ、ここで一つだけ注意点あります。
知識の量や質は毎年変わらないと言っても、変わっていくものがあります。
それは、法律や病気の統計などです!
このような事柄に関しては、毎年のように変化する可能性はおおいにあります。
逆に、何か新しい法律ができたり、新しいデータになった時は、その部分が最も試験に出題しやすいということにもなります!
せっかく新しい問題になるようなトピックがあるわけですから、それを出題した方が試験的にも新鮮じゃないですか!
そこで私個人の見解ですが、今年は〝新型コロナウィルス〟の影響で感染症に関連する問題が出題されるのではないかと思います。
出なかったらごめんね笑
管理栄養士の国試の問題構成とは?
管理栄養士の国家試験は200点満点ですが、その内訳は以下のようになっています。
※スマホを横にすると表が見やすいよ♪
科目 | 出題数 | |
午前の部
(2時間30分) |
社会・環境と健康 | 16 |
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち | 26 | |
食べ物と健康 | 25 | |
基礎栄養学 | 14 | |
応用栄養学 | 16 | |
午後の部
(2時間35分) |
栄養教育論 | 13 |
臨床栄養学 | 26 | |
公衆栄養学 | 16 | |
給食経営管理論 | 18 | |
応用力試験 | 30 | |
合計 | 200 |
表からもわかるように、20問以上出題される科目で点数を稼がないとかなり厳しいです。
応用力試験は、ほぼ全ての科目の知識から応用力として問われるので一旦置いておきます。
20問以上出題される科目は次の3つです。
- 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
- 食べ物と健康
- 臨床栄養学
これらの配点が他の科目よりも高いということは、何を意味しているのでしょうか?
それは、管理栄養士として現場に出るにあたり『めっちゃ重要だから、ちゃんと勉強してね!』というメッセージです。
つまり、応用力試験もこれらの科目に絡んだ問題が出題されると容易に想像できますね!
ですので、国試の勉強を始める時には、まずこの3科目から優先的にやるということになります。
しかし、この3科目が苦手という人って結構多いですよねぇ…
逆に言えば、この3科目で点数を稼げるようにさえなってしまえば、国家試験対策はほぼ終了したようなものです!
この3科目が完璧に近い状態であれば、その他は2月から始めても十分間に合います。
第35回 管理栄養士国家試験の概要
最後に、第35回 管理栄養士国家試験に関する概要を記しておきます。
試験日 | 令和3年 2月28日(日) |
願書提出期間 | 令和2年 11月24日(火)〜12月7日(月) |
受験票の交付 | 令和3年 2月19日(金) |
合格発表日 | 令和3年 3月26日(金)午後2時に厚生労働省HPにて |
合格証書郵送開始日 | 令和3年 3月26日(金)に郵送開始 |
このような日程になっています。
特に社会人の方は、注意して受験申し込みなど行ってください!
詳細は下にリンクを貼っておきます。
まとめ
最後に、今回の記事の内容をまとめていきます!
- 自分の得点数・得点率にだけこだわる
- 試験は5択問題、最初は広く浅く覚える
- 試験は過去問のリメイク版、過去問を使う
- 配点が高い3科目から勉強を始める
- 試験日は令和3年2月28日
以上です!