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【管理栄養士】国試の合格率が最も上がる勉強順や優先順位が高い科目・教科とは?

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こんにちは、サルーです。 当ブログは『20代(管理)栄養士の人生に、より良い未来や選択肢を!』というテーマで、少しでも読者の皆さんの明日が明るくなるよう、(管理)栄養士に役立つ情報をまとめています♪ 普段はスポーツ栄養士として活動していて、最近の楽しみは娘と遊ぶことです。どうぞよろしくお願いします!
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こんにちは!

管理栄養士のサルーです♪

 

この記事は〝管理栄養士 国家試験の勉強方法〟という記事の一部となっています。

まだ読んでいないという方は、先にこちらの記事をぜひご覧ください!

 

今回は、勉強する教科の順番について解説したいと思います!

具体的な内容はこちら!

この記事を最後まで読むとわかること
  • 勉強する順番が重要な理由
  • 様々な視点で見る勉強科目の優先順位
  • 私がオススメする勉強科目の優先順位

 

科目・教科同士の関連性親和性を考えて戦略的に勉強すると、驚くほど早く成績が伸びます。

ではどんな順番で勉強すれば良いのでしょうか?

 

それでは早速みていきましょう!

勉強順や優先順位の戦略を練る

もし、あなたがまだ国試対策を始めておらず、何も考えずに好きな科目から勉強しようと考えている場合は、少しだけ待ってください!

 

実は管理栄養士の国家試験には『勉強すべき教科の順番』『適切なスケジュール』というものがあります!

 

『この教科から勉強した方がいいよ!』

『ここから始めた方が後から楽だよ!』

 

このような戦略みたいなものです。

 

勉強の優先順位を決める要素は3つです!

勉強順を決める3要素
  • 論理的思考力が必要となる科目
  • 配点が高い科目
  • 苦手・嫌いな科目か

 

では、なぜこのような科目・教科から先にやるべきなのか、これから一つ一つ解説していきます!

逆に考えると、このような教科は後回しでOKということですね♪

勉強を後回しにしてもよい教科・科目・分野
  • 記憶すれば得点できる科目
  • 配点が低い科目
  • 得意・好きな科目

 

論理的思考力が必要な科目を攻める!

まず最初に、論理的思考力〟とは何なのかという話をします!

馴染みのある言葉に言い換えると〝理解力に近いのではないかと思います。

 

論理的思考力が必要な分野というのは、

『AだからB』または『AによってBのように、AとBに関する因果関係を理解する必要がある分野のことを指します。

 

ではなぜ優先的に、この〝論理的思考力〟が必要な分野から勉強する必要があるのでしょうか?

それは、問題を正答に導くための知識を得るのに時間がかかるからです!

 

記憶すれば得点できる分野は、ある特定の専門用語や知識を覚えればすぐに点数に繋がります。

ですので、コツを掴めば得点率が安定します♪

 

しかし、論理的思考が必要な分野に関しては、得点率が安定するまでに次のステップが必要です。

理解力を必要とする分野の正答ステップ
  • 必要な知識を覚える(記憶)
  • 因果関係を理解する(論理的思考)
  • その一連の流れを覚える(記憶)
  • 問題が解けるようになる

 

このように、覚えた知識を使って問題が解けるようになるまでに時間が必要になります。

では管理栄養士国家試験の全科目の中で、この〝論理的思考力〟を求められるのは、一体どの科目なのでしょうか?

 

各科目を得点する際に必要となる論理的思考要素記憶要素の割合について、その目安を表にまとめてみましたのでご覧ください!

教科名 論理的思考要素 記憶要素
社会・環境と健康 20% 80%
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 60% 40%
食べ物と健康 50% 50%
基礎栄養学 70% 30%
応用栄養学 40% 60%
栄養教育論 20% 80%
臨床栄養学 70% 30%
公衆栄養学 20% 80%
給食経営管理論 20% 80%

 

上の表から勉強の優先度順に並び替えました!

教科名 論理的思考要素 記憶要素 優先度
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 60% 40%
基礎栄養学 70% 30%
臨床栄養学 70% 30%
食べ物と健康 50% 50%
応用栄養学 40% 60%
社会・環境と健康 20% 80%
栄養教育論 20% 80%
公衆栄養学 20% 80%
給食経営管理論 20% 80%

 

〝論理的な思考の有無〟という視点から見ると、次の3科目の優先度が高いということです。

勉強の優先順位が高い科目
  • 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
  • 基礎栄養学
  • 臨床栄養学

 

配点が高い科目を攻める!

次に、配点が高い科目についてです!

配点が高い科目から勉強する理由は次の2つ。

配点が高い科目から勉強する理由
  • 全体の得点率が安定する
  • 後半にかけて勉強が楽に感じる

 

まず一つ目は、テストの点数が安定するということです。

 

次の2科目を例に解説します。

勉強時間と点数(コスパの高さ)の比較
  • 配点13点の栄養教育論 → 50時間勉強
  • 配点26点の臨床栄養学 → 50時間勉強

 

この2科目では、勉強時間が同じでも得点できる期待値の差が最大で2倍もあります。

栄養教育論はどれだけ頑張っても最大で13点しか取れませんが、臨床栄養学は最大で26点、仮に6割でも16点も取ることができます!

 

つまり、配点が高い科目に力を注げば、全体的にテストの点数が底上げされることになります。

早い段階でテストの点数が底上げされれば、精神的にも少し余裕が出てきますので、受験勉強を楽に進めていくことができます!

 

 

二つ目の理由は、配点が高い教科を勉強した後は、他の教科の勉強が楽になるからです!

配点が高いということは、必要な知識量が多いわけですので、勉強量も必然的に多くなります。

 

それを早い段階で経験することで、残りの科目の対策が楽に進められます。

配点が高い教科の知識が、他の教科に重なっているなんてこともあります!

 

また、勉強順として、次のどちらが楽ですか?

あなたはどちらを選ぶ?
  • 勉強するのが優しい科目 → 大変な科目
  • 勉強するのが大変な科目 → 優しい科目

 

辛いことは先に終わらせたいですよね…

そうすると精神的負担が軽くなります

 

では改めて、国家試験の配点を見てみましょう。

教科名 出題数
社会・環境と健康 16
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 26
食べ物と健康 25
基礎栄養学 14
応用栄養学 16
栄養教育論 13
臨床栄養学 26
公衆栄養学 16
給食経営管理論 18
応用力試験 30

 

上の表から勉強の優先度順に並び替えました!

教科名 出題数 優先度
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 26
食べ物と健康 26
臨床栄養学 25
給食経営管理論 18
社会・環境と健康 16
応用栄養学 16
公衆栄養学 16
基礎栄養学 14
栄養教育論 13

※応用力試験に関しては全体の基礎学力が必須となるのでここでは表にいれていない

 

〝配点の高さ〟という視点から見ると、次の3科目の優先度が高いということです。

勉強の優先順位が高い科目
  • 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
  • 食べ物と健康
  • 臨床栄養学

 

苦手・嫌いな科目を攻める!

最後に〝嫌い〟〝苦手〟な科目から先に勉強する理由についてです!

 

これらの科目に関しては、先ほど解説した

  • 論理的思考力が必要となる
  • 配点が高い

上記に当てはまる科目を先に勉強すべき理由と重なる部分でもあります!

 

『嫌いだから時間がかかる・・・』

『苦手だから得点が低い・・・・』

 

ある科目が嫌いで、勉強に時間がかかりそうであれば、最初に勉強してしまった方がベターです。

苦手意識が強く、得点が低い科目に関しても、優先的に先に勉強してしまった方が良いです。

 

逆に、嫌い・苦手な科目というのは、最も伸び代がある科目と言い換えることができます!

ですので、テスト全体の得点率の安定化のためにも、早めに勉強することもオススメします。

 

7〜8割取れている科目は、それ以上勉強してもあまり得点が伸びません。

しかし、3〜4割しか取れていない科目は、勉強するだけ確実に得点が伸びていきます!

 

ここに関してはあなたの中で嫌い・苦手という観点から優先順位を決めてください♪

 

私が考えるベストな勉強順

ここまで、勉強する優先順位とその理由について、次の3つに分類して解説してきました。

勉強の優先順位を決める各視点
  • 論理的思考力が必要か
  • 配点が高いか
  • 嫌いか・苦手か

 

これらを考慮した上で、私が考えるベストな勉強順について紹介します!

ちなみに私も次のような順番で勉強しましたので、ぜひ参考にしてみてください♪

勉強科目① 勉強科目② 重要度
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 食べ物と健康
基礎栄養学
臨床栄養学
応用栄養学 社会・環境と健康
給食経営管理論 公衆栄養学
栄養教育論

 

ザックリとこのような感じです!

横に並んでいる教科は同じ時期に並行して勉強するということを表しています。

 

  • 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
  • 基礎栄養学
  • 臨床栄養学

 

以上の3教科は、それぞれ重なる分野もあるためどの教科から勉強しても良いと思います!

 

しかし、出題数の観点から見ると以下のどちらかの教科からスタートしましょう。

 

  • 人体の構造と機能
  • 臨床栄養学

 

食べ物と健康は、9教科ある中で内容が独立している傾向にあり、かつ出題数が多いので長い期間勉強するのをオススメします!

勉強比率は次のとおりでOK!

 

  • 人体の構造と機能 or 臨床栄養学 →8割
  • 食べ物と健康 → 2割

 

本当にこれくらい細々とでOKです!

 

なぜ食べ物と健康が2割でよいのかというと、食事をしながら勉強できる分野だからです♪

この方法については、後の記事を最後まで読み続けていけばわかるようになっています!

 

次のポイントとしては、以下の2つの教科を続けて勉強することです。

 

  • 社会・環境と健康
  • 公衆栄養学

 

これらの科目は重なる部分が多いので、できるだけ連続して勉強していくことをオススメします!

 

『似てるなら一緒に勉強すれば?』

このように思う人もいると思いますが、似ている教科だからこそ一緒にやらない方が良いのです。

 

人間の脳は、寝ている時にその日の記憶を整理するのですが、似ている分野を同じ日に勉強すると記憶の干渉というものが起こります。

 

お互いの記憶が干渉してしまい、知識の定着率が落ちてしまうのです・・・

 

ですので、表のように次の組み合わせで勉強を進めていくことをオススメします!

 

  • 『応用栄養学』と『社会・環境と健康』
  • 『給食経営管理論』と『公衆栄養学』

 

こうすれば記憶の干渉も起こりませんし、社会・環境と健康の後に公衆栄養学を勉強することで、頭に入りやすいというメリットもあります!

 

そして、最後は栄養教育論!

この栄養教育論は、感覚でも解ける問題が多い分野なので、一番最後に残しておきましょう!

 

まとめ

最後に、今回の記事の内容をまとめていきます!

  1. 勉強順には戦略がある
  2. 論理的思考力が必要な科目から攻める
  3. 配点が高い科目から攻める
  4. 嫌い・苦手な科目から攻める
  5. 最終的には自分に合った勉強順にする

 

以上です!

 

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