管理栄養士は転職する(辞める)前提で就活してもOK!大事なのは〇〇
こんにちは!
管理栄養士のサルーです♪
今回は、就活は辞める前提で進めても良い理由について解説します♪
将来キャリアアップしたい人必見の記事となっています!
この記事を最後まで読むと、次のことがわかります♪
[box class=”yellow_box”]- 周りの人はどのくらい転職しているのか?
- 上手に転職をするための就職活動とは?
もしかすると、就活に対して抱えている不安が少し軽くなるかもしれません!
転職に繋がる就職活動とはどのようなものなのでしょうか?
それでは早速みていきましょう!
目次
転職(辞める)前提で就活するのは全然〝あり〟
私がオススメする就活方法として、転職ありきで就職先を探すというものがあります!
転職をする前提で就活するメリットはこちらです。
[box class=”yellow_box”]- 目的を明確にして就活に臨める
- 目的が果たせる就職先が数多く存在する可能性が高い
- 就活が一生を左右するイベントではなくなるので気が楽
- 働く期限が決まっているので入社後も集中して働ける
- 辞めることが決まっているので人間関係に悩みにくい
- 転職に成功すれば自分の成長を実感できる
このようにたくさんのメリットがあります。
そもそも、現代社会において、一つの仕事を定年まで全うする方がレアなケースと言えるでしょう!
もちろん、私の親世代はそれが〝当たり前〟という価値観でした。
私の父も、高校卒業後に入社した企業を後数年で定年退職する予定です。
いわゆる〝企業戦士〟ってやつです♪
ですので、親に就活について相談すると、中には『就活が一生を左右する大イベント』に感じてしまう人がいるかもしれません。
しかし、現在はそんな時代ではありませんので安心してください!
入社3年以内の離職率はどのくらい?
まず、こちらのデータをご覧ください。
引用:厚生労働省「学歴別就職後3年以内離職率の推移」
このデータ厚生労働省から発表されているもので、3年以内の離職率について表したものです。
縦軸が離職率、横軸が年となっています。
縦軸はそれぞれ色が3色あり、
[box class=”yellow_box”]- 黒→1年目社員の離職率
- 白→2年目社員の離職率
- 青→3年目社員の離職率
このようになっています。
このデータによると、平成28年に短期大学を卒業した人たちは全体で42%、大学を卒業した人たちは全体で32%となっています。
つまり、短大卒者では10人に4人は入社3年以内に離職し、大卒者では10人に3人は入社3年目で離職しているということです。
逆に10年以上勤める割合は約45%となっています。
では、次にこちらの表をご覧ください!
事業所規模 | 大卒の3年以内離職率 |
1000人以上 | 25.0% |
500~999人 | 29.6% |
100~499人 | 32.2% |
30~99人 | 39.3% |
5~29人 | 49.7% |
5人未満 | 57.7% |
こちらは、3年以内離職率を事業所規模別に示したものです。
社員数が1000人以上いる大きい企業や事業所でさえも、大卒者の4人に1人は3年以内に辞めているということです。
社員数が29人以下の企業や事業所に限っては、半分以上も3年以内に辞めているということですね・・・
つまり、今の時代は『転職して当たり前の時代』であると言えます!
ですので、就職活動をそこまで〝人生を左右する一大イベント〟と感じずに、肩の力を抜いて進めてほしいと思っています♪
もちろん、一つの企業で定年まで勤め上げるというのも素晴らしい価値観です。
私の大学時代の友人に有名食品企業に就職した人がいますが、『定年まで勤め上げる!』と、いつも会うたびに言っています♪
どちらを選んでも、あなたが望む方が正解となりますので、自分の心の声に耳を傾けてあげてください!
転職は〝プラスな転職〟になるようにすべき!
転職前提で就職活動をするとして、一つだけ注意してほしいことがあります。
それは、転職には〝前向きな転職〟と〝後ろ向きな転職〟が存在するということです!
では、それぞれどのような転職なのでしょうか?
[box class=”yellow_box”]- 前向きな転職 → 転職するごとに市場価値が上がっている
- 後ろ向きな転職 → 転職するごとに市場価値が下がっている(横ばい)
〝市場価値〟という少し難しい話をしてしまったので、もう少しわかりやすく解説していきますね♪
もう少しイメージしやすい表現にするとこのようになります。
[box class=”yellow_box”]- 前向きな転職 → 転職するごとにスキルや経験が積み上がる
- 後ろ向きな転職 → 目的を持たずに働き、嫌でその仕事を辞める
少しイメージができたかと思います。
管理栄養士として働くか働かないかは別として、一般的にどの業界にいっても同じことが言えます。
そして、私は〝栄養士業界〟の転職は、圧倒的にこの〝後ろ向きな転職〟が多い気がしてなりません・・・
ですので、最初から〝前向きな転職ありきの就活〟をすることをオススメしているのです!
スキルを磨いてから転職すべき理由とは?
先ほどは、転職には〝プラスの転職〟と〝マイナスの転職〟があるということを解説しました。
前向きな転職とは、目的や目標を持って就職し、日々働き、それを達成することで、レベルUPした後に転職するというパターンです。
この場合、収入面や働く環境も含め、最初に就職したところよりもグレードアップした会社や事業所で働ける可能性がめちゃめちゃ高くなります!
いわゆる〝キャリアアップ〟です♪
一方で、後ろ向きな転職とは、特に目的や目標を持たずに就職し、日々働き、その仕事や職場が嫌で転職するパターンです。
この場合、特に評価すべきスキルや経験がありませんので、転職しても収入面はもちろんのこと、職場環境なども転職前とほぼ変わらないでしょう・・・
むしろ、このような転職を一度してしまうと、転職を繰り返すようになってしまい、その結果10年働いても収入が上がるどころか下がってしまう人さえいます・・・
現状維持をしているように見えて、実は市場価値はだいぶ下がってしまっているのです・・・
このような理由から、就活時には〝スキルアップ〟することを目標にして就職先を探すのが懸命です!
『ここでは◯◯のスキルや経験を得るために働く!』というように、必ず明確な目的を持ってください。
そうすることで、しっかりと数年後の転職時に結果が付いてくることでしょう♪
私の元部下の管理栄養士の子の話ですが、約4年働いた後、超大手人材サービス会社に転職しました!
管理栄養士とは全く違う業種ですが、4年間で培ったスキルや経験などが評価されたんだと思います♪
超大手ということもあり、Googleで調べれば年収がすぐにわかりますので、収入は一気に2倍くらいになったと思います・・・(すごい!)
このように、スキルや経験が評価されれば、違う業界の大きな会社に転職することだって可能です♪
転職ありきで就活をする場合は、プラスの転職ができるように、必ず〝目的〟や〝目標〟を持ち、それが達成できる就職先を見つけましょう!
スキルを磨くために最低4〜5年は仕事を続けよう!
では、なぜ4年なのでしょうか?
これは完全に私個人の見解なのですが、4年間仕事を継続すれば、仕事に費やす時間が10000時間に到達するからです!
『10000時間の法則』ってご存知ですか?
これは、何かに対して10000時間費やせば、誰でも特殊なスキルを得ることができるというものです。
中には『10000時間も必要ない!』という言う人や、『時間という〝量〟より〝質〟を重視しろ!』と言う人もいます。
もちろん、それはそうかもしれませんが、ここではそう言った細かい話は省略します。
大事なのは、仕事をする上でしっかりと『目的意識』を持って取り組むことです。
それを4年間続けると、特殊な才能がなくても〝何か〟に秀でることは誰でもできます!
週休2日で1日8時間働くと、1年で約2000時間になります。
それが5年積み重なると10000時間です!
4年間では8000時間となりますが、休みの日に1日5時間を仕事に関する勉強に費やせば、残りの2000時間に到達します。
ですので、頑張れば4年間でも10000時間は到達可能です!
もちろん、10年間〝目的意識〟をしっかり持ちながら仕事をすれば、2つの大きなスキルを得ることができるでしょう!
その結果、『管理栄養士×◯◯(スキル1)×◯◯(スキル2)』といった人材になることができ、市場価値は上昇し転職時にキャリアアップできる可能性は高くなります!
就活では4,5年続けられる就職先を見つけよう!
ここまでで、辞めることを前提として就活をしても良い理由ついて理解できたと思います!
では、こういったことを実現するために、どのようなことに注意して就活をすべきか解説していきます♪
具体的には次のとおりです。
[box class=”yellow_box”]- 自己分析の時点で近い将来について働く目的や目標を明確にしておく
- 自分に合った続けられそうな就職先を探す
- 面接時に企業側から悟られないようにする
以上の3つです!
①働く目的や目標を明確にしておく
まず、最も重要なのが、転職を前提に就活を進めていった時の方向性についてです!
『◯◯のために、◯◯というスキルを得たい!』と、このように目的や目標を明確にしておく必要性がります!
ここがしっかりと定まらないと、就職すらできなくなってしまします。
人生全体のビジョンを・・・なんて大きいことではありませんので、自分が想像できる範囲で将来を思い描いてみてください。
このような人がいたとします。
私は30歳までに結婚し、35歳までに子供が2人くらいいる生活に憧れています。専業主婦が理想ですが、現実的には子育てしながら働くつもりです。
栄子
このような場合は、結婚し妊娠、そして出産前までは働くということになりそうですね。
特にキャリアウーマンに絶対になるんだ!という感じでもない。
ということは、30歳までに約8年間もスキルを磨く時間があります!
育児が落ち着いたタイミングでキャリアアップできる可能性は十分あるでしょう♪
例えば、管理栄養士として病院や医療施設で働く場合は、調理師さんたちを上手にまとめるマネジメント力を意識して培っても良いでしょう!
もちろん専門職として、◯◯分野の栄養学に特化して勉強を積み上げていくこともできます♪
一般企業に勤めている場合でも、最初の4年は営業、後半の4年は企画などのように、目的に合わせて一度転職しておいても良いかもしれません♪
では、このような人がいたらどうでしょうか?
私はキャリアウーマンとして、常に自分のレベルアップを目指し最終的に食品会社で商品・サービス開発をしたい!
栄子
この方の場合、特に結婚などの優先順位は高くなさそうです。
一方で仕事が大好きというか、働くことに対して意思が強いタイプの人です!
例えば、この人の場合は、新卒で入った会社で商品・サービス開発ができなくても良いわけです♪
最終的にそこにたどり着ければ良いわけですので!
1社目は食品会社にて営業の仕事だって良いですし、そもそも最初から食品会社に就職する必要すらありません。
大事なのは、最後にたどり着きたい目標のために、どういったスキルや経験を身につけるか?ということです!
②自分に合った続けられそうな就職先を探す
スキルや経験を得るためには、最低4,5年の期間が必要となります。
つまり、長く働けそうな職場であるかも非常に重要です!
ですので、機会があれば、OB・OG訪問やインターンシップなどを利用して、職場の生の情報を得られると良いでしょう!
せっかく目的や目標があって入ったのに、人間関係が本当に終わっている会社に入ってしまっては非常にもったいないです・・・
やはり、相手について徹底的に調べるクセをつけておいて損はないです。
自分にピッタリの職場を見つけるまで、時間をかけて1社1社吟味していきましょう!
面接時に企業側から悟られないようにする
そして、転職ありきで就活を進めていく際に最も注意すべきポイントがあります。
それは、企業側に〝転職ありきの就職先〟であるということを悟られないことです。
学生の採用は、金銭的なコストはもちろん、時間的なコストもかなり莫大です。
それなのに、せっかくお金と時間をかけて採用した学生がすぐ辞めてしまったは企業としても大きな損失となります・・・
ですので、面接時などで〝辞める前提で就活をしている〟ということが悟られてしまうと、100%落とされてします。
つまり、嘘でも『熱意100%』を演じることが重要です!
もちろん、転職を前提にはしているが、そこに本当に入りたいという気持ちがあるのが一番良いです♪
その場合は、素直にその気持ちを面接時にぶつけてみてください♪
まとめ
それでは、この記事の内容をまとめます!
[box class=”yellow_box”]- 現代は転職が当たり前の時代
- 転職ありきで就活するのはOK
- 転職には〝+〟と〝ー〟がある
- 転職を成功させるためにはスキルや経験が必要
- スキルや経験を1つ得るには4〜5年は働くべき
以上です!
面接時の参考にしてみてください♪