受験の神様が舞い降りた! 9回 2アウトから逆転サヨナラホームラン!?
ついにセンター試験の当日を迎えました。
2日間にわたる大勝負!
果たして結果はどうだったのでしょうか・・・?
センター試験の結果は大大大惨敗でした。
2ヶ月ちょっとの勉強で、良い点数を取れてしまうほど世の中甘くないですね!
特に苦手な英語の点数がひどすぎて、全体の平均点を見事に大きく引き下げてくれました。
現在の受験生がどのようにしてセンター試験の自己採点をしているかはわかりませんが、当時は新聞(朝刊)で答え合わせをしていまいした。
もう○がつかないこと、つかないこと・・・
あまりの正答率の悪さに途中で泣きたくなりましたねぇ〜
○つけをリビングでしていたのですが、そこに姉がやってきて『全然合ってないじゃん!お疲れ!』と笑われました・・・(´;ω;`)笑
『まぁ〜まだ一般入試もあるし頑張ろう!』 そう切り替えて勉強再開。
私の志望していた大学には一般入試が複数あり、その中には2科目でOKという試験がありました。
その2科目が英語と数学です。
『英語かぁ・・・』 英語を毛嫌いしても何も始まらないので、センター試験が終わってからは特に英語に絞って勉強をしました。
数学は、まぁまぁ戦えるかな?というレベルでしたが、なんと言っても英語がね・・・
リスニングなんて私にとっては雑音にしか聞こえません・・・
とにかく英語を攻略すべく、毎日必死に英語を勉強した記憶があります。
冬の寒さもピークを迎えた2月、ついに志望校の受験当日を迎えます。
『この受験に失敗したら就職活動!』と腹を括っていたので、逆に気持ちは落ち着いていました。
試験当日は、ものすごく天気の良い日だったのを覚えています。
外に一歩出た瞬間、『なんだか今日は良いことが起きそうな・・・』と思わせてくれるほどの快晴。
会場についたのはテスト開始30分前でした。
自分ではかなり余裕を持って会場に着いた感覚でしたが、なんと私の席しか空いていませんでした・・・
周りのみんなは鬼の形相で、1科目目の数学の復習をしていました。
『これが大学受験というものか!』と、私にはそれがかなり異様な光景に映ったので今でも当時のことは鮮明に覚えています!
1科目目の数学を無事終えました。
感触はまぁまぁという感じ。
続いて苦手としている英語の試験が始まります。
これが泣いても笑っても高校生活最後のテストです。
まず驚いたのが、リスニング問題がないということでした!
『これはオレに流れが来ている!』
そのように思いながら、解答を慎重に進めていきます。
発音や文法などの問題が終わり、少し長めの文章問題が終わり、最後に長文問題が待っていました。
長文問題は、文章が8ページにわたって英語がびっしり・・・さらには問題文の『問い』まで英語・・・
『思っていたのと違う・・・万事休すか・・・』
そんな長文問題を解きにかかろうとページをめくり、題名を読むと・・・
そこには、なんと『baseball』の文字が・・・
ん???? ベースボール?????
一瞬自分の目を疑いました・・・
あまりの衝撃と興奮で心拍数が爆上がりしました!
全く見たこともない英単語も、文脈からほぼ推測ができました。
英文を全体的に目を通すと、おそらく次の2つのことについて書いてあるということがわかりました。
- 打者の打率の求め方
- 投手の防御率の求め方
例えば、①打者の打率に関してはこのような感じでした!
- 打率とは、そもそもどのように計算されるのか?
- フォアボールは打数に入るのか?
- フォアボールは打席数に入るのか?
- 送りバントが成功した時、打率にはどのように影響するのか?
- スクイズを失敗した時、打率にはどのように影響するのか?
- 犠牲フライの場合はどうか?
- フィルダースチョイスの場合はどうか?
おそらく、この記事を読んでいる方のほとんどが、何を言っているのかさっぱりわからないと思います。
私は小学3年生で野球を始め、高校3年生まで野球しかしてこなかったので、野球以外のことは本当に何も知りませんでした。
しかし、この日のために野球をしていたのではないかと思うくらい、英語の問題がスラスラ解けてしまったのです・・・
こうして、野球の神様から大きなプレゼントを頂いたあじ青年のもとには、見事に『合格通知』が届きました!
4月からはれて管理栄養士養成施設の学生になれる権利を得たのです!
『野球は9回2アウトから』とよく言われますが、まさに私の大学受験は9回1アウトくらいからでした。
センター試験で大失敗し2アウト。
あの時、英語の問題がもし違う問題だったら・・・
もしかすると、私はこうしてこの記事を書いていないかもしれません。
人生本当に何があるかわかりませんので、あなたも今何かに挑戦している場合は、最後まで諦めずにやりきって欲しいと思います!