週5でボウリングに明け暮れた大学生活
男は〝バカな生き物〟である。
これは世の皆さんが既に承知のことだと思います!笑
私もその一人なのですが、そんな〝バカ〟なエピソードを今回は紹介します!
ボウリングってしたことありますか?
私は地元が結構な田舎ということもあり、ボウリングをしに行くためには、地元の駅から30分近く電車に揺られないといけません。
つまり、子供の頃の私にとってボウリングは、結構〝特別感のある娯楽〟に位置付けられていました!笑
実際に、大学入学までの18年間でボウリングをしたのは、小・中・高校生の時に各1回ずつの合計3回・・・
『腕を筋肉痛にしながらも必死に重い球を転がして何が面白いのかね?』
当時は、このように思っていました。
私の通っていた大学の近くには大きなボウリング場があり、大学入学直後に街の散策をした際、まさかその後の学生生活で週5で通うことになるとは思ってもいませんでした!笑
別の公立大学も近くにあったので、そのボウリング場は、深夜帯において〝学生の聖地〟と化していました。
あれは確か大学2年生の時の話です。
仲の良い友達に誘われて、私も含め4人でボウリングをしに行くことになりました。
私は下手なので乗り気ではありませんでしが『まぁ〜暇だし行くか!』ということで、久しぶりにボウリングをすることに。
大学生の男子の恒例行事とも言いましょうか、お得意の『賭け◯◯』が始まります。
2人ずつ2チームに分かれ、飲み物を賭けてゲームスタート!
最初はコーラ1本とかだったのですが、やはりそこは〝バカな生き物たちの遊び〟
だんだんと賭けるものが大きくなり、最後は・・・
結果は、私がいたチームが大惨敗。
もちろん負けた原因はこの私で、その日のスコアは平均で100くらい・・・
それでも調子が良いくらいでした!笑
その他のメンバーは150前後。
驚いたことに、私以外のメンバーは全員〝カーブ〟の使い手でした!笑
そんな技は私の地元で使っているヤツはおらず(多分)、衝撃を受けたのを今でもハッキリと覚えています。
その日ボウリングをしたメンバーは、全員が神奈川県民で、子供の頃から普通にボウリングをしていたそうです!
スコアが150を超えるだけでも私にとって驚きでしたが、みんなその日は『久しぶりだったから調子が悪かった!』と言うのです・・・
完全に私だけ〝カモ〟にされました・・・笑
そして、なぜかここで『負けず嫌い』な性格のスイッチが入ってしまいます!
相当悔しかったのでしょう。
駅で友達と解散するやいなや、近くの本屋さんでボウリングの本を買いました。
自分の部屋に戻るとすぐにボウリングの勉強を始め、練習計画を立て、目標(ベストスコア220超え)を紙に書き、それを壁に貼り・・・
完全に変態モードに突入ですね。
私は昔から、何か目標を決めるとそれに一点集中する性格で、その日から完全に〝ボウリングのために生活をする日々〟を送ることになります。
具体的に、毎日どんなことをしていたのかここに記載しておきます。
[box class=”yellow_box”]- youtubeでボウリングの勉強
- 本に書いてあるボウリング理論の復習
- 体幹トレーニング
- 坂ダッシュ
- バイト(ボウリングに必要な分追加で働く)
これらを、日々時間をみつけては行いながら、実践練習も週5日行いました。
バイトが終わるのが23時半で、24時(0時)〜5時まで一人で練習する日々。
次の日が1限〜授業の日は3時間も眠れませんでしたが、そんなの当時の私にはおかまいなし。
それよりも、最初は『一人で下手なヤツが練習しているなんて思われたら恥ずかしい・・・』なんて心配をしていました。
もちろん学生で一人でボウリング場に来て練習している人なんていませんので、完全に浮いていましたが・・・
当時のボウリングの練習日程はこんな感じです。
[box class=”yellow_box”]- 月曜日 → 目的練習 (6ゲーム 1800円)
- 水曜日 → 投げ込み(30ゲーム 6600円)
- 金曜日 → 目的練習 (6ゲーム 1800円)
- 土曜日 → 目的練習 (6ゲーム 1800円)
- 日曜日 → 友達と試合(6ゲーム 1800円)
このように、ボウリングは5時間1人で投げ込むとだいたい30ゲームはできます!笑
1週間で必要なボウリング代は1万3800円でしたので、1ヶ月で約5万5000円の出費です。
ディズニーランドやシーのチケットは2020年現在8200円ですが、大学1,2年の時に5800円、大学3年生から6200円に切り替わった時代です。
もしボウリングをしていなければ、毎週彼女にランドとシーのチケットをそれぞれ1枚ずつプレゼントできるくらいの出費でした・・・
ですので、当時の彼女には『ディズニー行けるじゃん!』といつも怒られていました!(呆れられていた?笑)
(いや、ネズミーとか知らんし!笑)
このようにボウリングに明け暮れる日々はだいたい1年くらい続きました。
その結果、ベストスコアは220を超え、アベレージも180近くになりました!(パチパチパチパチ)
目標だった220点を友達との試合で超えたその日を境に、深夜に練習に行くことはなくなりました!
今では、そのボウリング場は深夜営業を辞めてしまい、23時までの営業となっているそうです。(当時は朝5時まで営業していてよかった・・・)
実は、このボウリングの話に関しては思わぬ副産物を生み出していて、ボウリングを通してたくさんの人と仲良くなりました♪
ボウリング場の店員さんたちや、常連のお客さんなどです!
いつも顔を合わせているうちに少しずつ話すようになり、店員さんにはフォームのアドバイスをもらったり、常連のお客さんからは無料チケットをたくさん頂いたりしました。
こういった話を就活時にしたところ、意外と高評価だったようで、なんと倍率10倍以上の競争に競り勝ち、内定をもらうことができてしまいました!
やはり、何かを一生懸命やり続けるということは、それが例え〝遊び〟の場合でも、人の心を動かすんだなと初めて知った良き経験でした。
ボウリングは大学を卒業してから約10年で1,2回しかしていませんが、この話を書いていたら、久しぶりに右腕が疼いてきましたとさ笑