企業の1次、2次、3次、最終面接で見られるポイントと対策
こんにちは!
管理栄養士のサルーです♪
今回は、面接の特徴などについて解説します♪
面接で一つでも次の選考に進みたい人必見の記事となっています!
この記事を最後まで読むと、次のことがわかります♪
[box class=”yellow_box”]- 各面接段階で見られるポイント
- 各面接段階での対策
- 各面接段階で〝祈られた〟時に考えること
企業で採用担当をしていた側の視点から、解説していきたいと思います!
会社によって違いはもちろんありますが、新卒採用のための面接は1〜4回ほど行われるのが一般的です。
私は面接官をしていたのでこれだけはハッキリ言えますが、それぞれの面接には〝明確な目的〟が存在しています。
各段階の面接の目的や、見られるポイントをしっかり把握することで、注意すべきことや対策がしっかりと練られると思います!
今回は、1つ1つ丁寧に各段階の面接について解説していきますので、是非参考にしてみてください♪
それでは早速みていきましょう!
1次面接で見られるポイントと注意点
1次面接のキーポイントはこちら。
『この人となら、一緒に働いても良い!』
企業の面接の場合、1次面接から『1対1』をするのは稀です。
もちろん中小企業や、採用する人数が少ない場合はいきなり個人面接もありますが、1次面接というのは一般的に次の2つのどちかが実施されることが多いです!
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- グループディスカッション
- 集団面接
それぞれ詳しくみてみましょう!
①グループディスカッション
グループディスカッションを行う場合、企業側が注目する点はたった一つ。
それは『その人の集団での関わり方』です。
もちろん、控え室での様子や何気ない行動を見られていますが、それはどの段階の面接でも同じこと!
そういったところで落ちないように、注意してください♪
話を戻して、グループディスカッションで気をつけるポイントを紹介します!
グループディスカッションは、会社に入った時の模擬会議だと思ってください♪
ですので、周りのメンバーと協力して与えられた課題に対して、しっかりコミットできているかを見られます。
つまり、ただ単にリーダーになれば良いというわけではないということです!
よりよい答えを導くために〝リーダー的存在〟は絶対に必要ですが、目的は〝全員で課題解決にコミットできているか?〟です。
よって、しっかりと自分なりの立ち回りが出てきていれば落とされることはありません。
積極的にディスカッションに参加し、『この人と一緒に働いても良いな!』と思われるよう努めましょう。
感覚としては5人いたら2〜3人は受かりますので、必ずしもリーダーにならなくても受かるということを覚えておいてください!
議論が円滑に進むために必要な『自分の役割』が何なのかしっかりと状況判断し、その役に徹することができれば合格です!
ここで〝お祈り〟された場合は、グループディスカッションの中で上手く立ち回りができなかったということです。
グループディスカッションをする目的がわかっていれば、次の企業での面接時にできる対策が自ずとわかってくるでしょう!
②集団面接
1次面接で集団面接を行う企業も多いと思います。
集団面接は『第一印象勝負』であることを覚えておいてください!
あなたのする挨拶や立ち姿、座る時の姿勢、面接時の表情、声色、話し方、視線、態度など、周りの学生と並んだ時に比較できるものを比較していきます。
自分に自信がある人は、面構えが良いというか、オーラが出ています。
そういった外から見える情報を収集するのが一次面接です!
また、エントリーシート(ES)を見ながら『ESの記載内容と実際のあなたが一致しているか?』も同時に見ていきます。
『御社が第一志望です!』
とES書かれてあっても、少し話すと違う印象を受けたり、そういった具合で不自然な点がないかを広く浅くみているわけです。
この集団面接でも、グループディスカッション同様に『この人と一緒に働いても良いな!』と思われるかがポイントです!
相手から見て、自分がどのように見えるのかを研究したり、自分の魅せ方を考えるなど工夫してみましょう!
姿勢が悪かったり、声が暗かったり、笑顔がなかったり、挨拶ができなかったり、書いてあることと言っていることが一致していない人とは一緒に働きたくないですよね?
企業で働く人の視点というのを、自分のバイト先での視点に置き換えて考えてみれば簡単ですね♪
ここで〝お祈り〟された場合は、第一印象などがあまり良く映らなかったということです。
集団面接の目的がわかっていれば、次の企業での面接時にできる対策が自ずとわかってきますね!
2次、3次面接で見られるポイントと注意点
2次、3次面接のキーポイントはこちら。
『この人なら、うちで活躍してくれそう!』
企業によっては、3回しか面接がないところもあれば、じっくり4回に分けて時間をかけて面接を行うところもあります!
ですので、2次面接ではこう!3次ではこう!とハッキリとしたアドバイスをすることはできません。
ただ、2〜3次面接をする目的は主に2つあると考えられます!
[box class=”yellow_box”]- あなたは企業に対してどのように貢献できるか?
- その企業を志望する熱意はどの程度あるのか?
これらを様々な質問から探っていくのです!
個人面接の場合、時間はおおよそ10〜30分くらいでしょうか。
あなたが企業で活かすことができるスキルや経験、志望度などについて深掘りされていくわけです!
あなたはどのように企業に貢献できるのか?
例えば、このようなことをよく聞かれると思います!
[box class=”yellow_box”]- 学生時代に頑張ってきたこと
- あなたの強み(長所)や弱み(短所)
学生時代に頑張ってきたことや力をいれてきたことは、その会社に入社してからも発揮される可能性は高いです!
アルバイトで接客を頑張ったならば、その経験は、たとえ接客業でなくても営業だったり仕事中の周りのメンバーとの関わり方に反映されるでしょう。
専門的な研究をしていたならば、その経験がそのまま企業の商品やサービスに反映するかもしれません。
面接官に対して『この人うちで活躍してくれそう!』と思ってもらえるように、上手なアピールができれば合格です!
このように、あなたが学生時代に頑張ってきたことを、どのようにうちの会社で活かしてくれるのか?ということを2、3次面接ではよく聞かれます。
ですので、頑張ったことが同じでも、伝え方やアピールの仕方や方法を企業ごとに適切に選ばなければいけません。
そこで重要になるのが、自己分析と業界・企業研究になるのです!
自分がどんな人間で、どのようなことを頑張ってきて、それはなんのために頑張ったのかなど目的が明確でないと、相手の心を動かすことはできません。
一方で、それがしっかりできていても、相手の業界・企業・仕事内容がどういうものだかを正確に把握していないと、アピールポイントを間違えてしまいます。
つまり、己を知り、相手を知ることで、そこで初めて上手なアピールができるのです。
しかし、本当にこの自己分析や業界・企業研究をせずに就活に臨む人が多いのが現状です・・・
あなたはそうならないように気をつけましょう!
ここで〝お祈り〟された場合は、自己分析や業界・企業研究が甘かった、もしくは伝え方が上手くいかなかったということになります。
次の企業での面接までにできる対策がハッキリしたと思います。
あなたはどのくらい本気で志望しているのか?
例えば、このようなことをよく聞かれると思います!
[box class=”yellow_box”]- なぜうちを受けようと思ったのですか?
- うちに入ったら何をどのようにしたいですか?
これらの質問は、2次、3次と進んでも全く同じ質問をされる場合があります!
多くの企業は、それぞれの段階で別の面接官が登場します。
1次面接は若手人事、2次面接は幹部、3次面接は役員、最終面接は社長などです。
もちろん、その企業規模や採用目的によって大きく異なりますが、重要なのは誰と相対しても『一貫性のある言動』を取ることです!
若手人事には『◯◯』と言ったが、役員を目の前にしたら本音が出てしまい『△△』と言ってしまうなど、行動や発言がブレてしまうと合格することはないでしょう。
なぜなら、言動に一貫性がある人は志望度が高いからです!
当たり前ですが、本当にその企業が第一志望だったら、1次面接でも最終面接でも、誰に何を聞かれようが『入りたい!』とアピールするはずです。
また、志望度が高ければ、その企業のどういうところに自分の能力が活かせるかなど明確にビジョンが描けれいるはずです!
本当に入りたいわけですから、徹底的にその企業の情報を収集し、自分ならこうしたい!とハッキリ言えると思います。
こういった学生の本心を、企業側としてはあらゆる手段を使って見抜いていくわけです!
では、なぜそこまでするのか?
その理由は簡単で、『お互いのミスマッチを防ぐため』です。
学生としては本当は入りたくない企業に入社する、企業としては本当は採用したくない学生を採用する、こういったことが起こると、お互いメリットが何一つありません。
企業側の視点からすると、一人の社員を採用したり一から教育するコストは莫大です。
それにも関わらず、本心では入りたくなかったと思っていたり、第一志望ではないのでやる気がなかったり、そういった人に入社されると本当に困ります。
こういったお互いのミスマッチを早い段階で防ぐために、志望度がわかるような質問を面接時にするわけです!
ここで〝お祈り〟された場合は、志望度高いということが伝わらなかったということです。(第一志望の場合)
落ちても良い企業の場合は、志望度が高かったわけではないので落ち込む必要はないですし、むしろ面接の練習になった♪と前向きに捉えましょう!
最終面接で見られるポイントと注意点
最終面接のキーポイントはこちら。
『本気でうちに入りたいんだな!』
最終面接まで進んだことでわかることがあります。
それは、『資質、能力には申し分ない!』ということです。
ですので、最終面接まで進んだ場合は、もうそれだけで自分に自信を持ってほしいくらいです!
この最終面接では何を見るかというと、それは『最終的な志望度の高さ』になります。
本気でうちに入りたいのか? 本気でうちで仕事がしたいのか?
最終面接は、こういったことを最終確認するものだと思ってください!
最終面接に進んでも油断はしない!
最終面接もだいたい30分前後で行われることが多いです。
先ほども解説したように、ここに残った学生は皆、資質があり有能な学生と認められた人たちだけです!
最終面接の目的は主に2つあり、まずはそれを確認しましょう!
[box class=”yellow_box”]- 全員資質も能力も申し分ないが、規定の採用人数まで減らす
- 学生に入社することを決断してもらう
このどちらのパターンになるかは、その企業によって異なります。
まず、規定の採用人数まで減らす場合、誰かを落とさないといけません。
全員採用されてもおかしくないくらい素晴らしい人材でも、その企業の決定事項として人数が決まっているのですから仕方ありません。
こういった場合は、やはり志望度が高い人が採用されます。
つまり、『入社の意識が強い!』と感じた人が合格になります!
志望度が高ければ、その企業に入った後のビジョンが明確なはずですので、そういった未来を想像できるような質問をされることになるでしょう!
また、こういった内面だけでなく外見で判断される場合もありますし、男女比などで合否が決まるかもしれません。
そのように、少しの評価の差で決まるというくらい、全員が素晴らしい人材であるということです!
ですので、身だしなみをはじめ、姿勢や声色、表情、など最後まで細かい部分に意識を向けて臨んでください。
最終面接の目的の2つ目に関しては、企業によっては、その場で学生に入社することを決断してもらう場面も出てくると思います。
こういった場合は、その企業が第一志望であればいつも通り熱意を伝えれば合格します!
企業側からしたら、内定を出しても辞退されそうだな・・・と感じる学生を落とします。
そこで、入社してからの具体的かつ細かい働き方や、遠方への出張、転勤など、こういったことに対する確認をするところもあります。
学生としては、本当に入りたい会社ではない場合は『入社後すぐに北海道に転勤になる可能性もありますがいかがですか?』なんて言われたら、少し言葉がつまりますからね!
こういった質問や会話の中で、その人の志望度を確認し、その志望度に対する熱意が伝われば合格します♪
第一志望でない企業からここで〝お祈り〟された場合は、第一志望でなかったことが見抜かれたということです。
そこまで緊張感の中、実践的な面接の練習ができたとプラスに捉えて前へ進みましょう!
もし第一志望から最終面接で落とされてしまった人は、本当に落ち込むと思いますが、前を向いて何が悪かったのか分析と改善を必ず行いましょう。
まとめ
それでは、この記事の内容をまとめます!
[box class=”yellow_box”]- それぞれの面接段階には目的がある
- 1次面接では『この人となら、一緒に働いても良い!』と思わせること
- グループディスカッションは適切な役回りをし、全員で課題解決にコミットする
- 集団面接は印象を大事にし、ESとあなたのズレがないようにする
- 2〜3次面接では『この人なら、うちで活躍してくれそう!』と思わせること
- 自己分析と業界・企業研究をしっかりと行い、適切に自分のアピールをする
- 本気度が伝わるように、企業に合わせた自分のビジョン伝える
- 最終面接では『本気でうちに入りたいんだな!』と思わせること
- 第一志望である場合は、それをしっかり伝えるための準備を怠らない
- 第一志望でない場合は、見抜かれないようにすること(嘘をつくのはダメね!)
以上です!
面接時の参考にしてみてください♪